シュペーテ弦楽四重奏団
シュペーテ弦楽四重奏団は2009年8月、いずれ劣らぬクァルテット好きの4人が集まって結成しました。2011年9月に第1回公演を開催して以降、年に一度の定期公演に加えて、2015年には、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のチェロ奏者でもあったアダルベルト・スコチッチ氏を迎えた特別公演も行いました。団体名の「späte」とはドイツ語で「後期の」という意味の形容詞で、大作曲家達が晩年に至って遺した名曲・大曲の数々にも積極的に挑んでいこうという志を込めています。また、曲によってチェロ以外の3つのパートを交代し、3P3 = 6通りの組み合わせで弦楽四重奏の広大な音楽世界を愉しんでいます。これまでに森悠子氏に師事し、2010年には氏が主催するキャパシティビルディングにてイザイ四重奏団の初代第一ヴァイオリン奏者であるクリストフ・ジョヴァニネッティ氏のマスタークラスを受講しました。
森住 憲一(Ken 1. Morizumi)
Violine/Viola
京都市生まれ。田村隆至、岩淵龍太郎、原田幸一郎、五十君守康、森悠子、グレブ・ニキーチンらの各氏に師事。洛星交響楽団、京都大学交響楽団、俊友会管弦楽団、京都祝祭管弦楽団でコンサートマスターを務める。これまでに、元ベルリン・フィル・クラリネット奏者ウルフ・ローデンホイザー、元ウィーン・フィル・チェリストであるアダルベルト・スコチッチ、ヴァイオリニストの石上真由子などと共演。また、天皇陛下を楽団長とする梓室内管弦楽団、モーツァルト室内管弦楽団、米国アーリントン交響楽団などにも所属。弁理士。
工藤 庸介(Yosuke Kudo)
Violine/Viola
札幌市生まれ。幼少よりヴァイオリンを始め、村山英孝、柏原重男の各氏に師事。京都大学在学中は、京都大学音楽研究会で弦楽四重奏を中心に室内楽活動を行う。1997年から2004年まで、かぶとやま交響楽団でコンサートマスターを務める。ショスタコーヴィチの音楽をこよなく愛し、大学勤務の傍ら、2006年には『ショスタコーヴィチ全作品解読』(東洋書店)を上梓。
石金 知佳(Tomoyoshi Ishikane)
Violine/Viola
広島市生まれ。6歳からヴァイオリンを始める。転勤が多い家庭に育ち、各地で永見信久、坂本満智子、(故)知念辰朗、(故)木村善之、十川真弓の各氏に師事。京都大学交響楽団ではコンサートマスターを務める。現在は、うめきた合奏団のメンバーとして活動するほか、アマチュアオーケストラの賛助出演等も行っている。
金山 秀行(Hideyuki Kanayama)
Violoncello
大阪市生まれ。幼少よりピアノ、12歳よりチェロを始める。洛星交響楽団、大阪大学交響楽団、京都市民管弦楽団でチェロ首席奏者を務める。河野文昭氏に師事。過去にルモンドール•カルテット、アンサンブル•リュミエールのメンバーとして活動。また大阪カザルスアンサンブルの創立メンバーとして30年以上に渡りチェロアンサンブル活動を続けている。